健康への働きが注目されているMCTオイル。
体のためにと思ってたくさん摂っていませんか。
体によさそうと思うものでも、過剰摂取をすると体の負担になります。
流石にCBDオイルの基材としての取りすぎは無いかと思いますが、MCTオイル単体で摂取する場合もあると思います。
何事も取りすぎは注意が必要という事を念頭に、懸念点について、MCTオイルの過剰摂取の影響について解説していきます。
過剰摂取で肥満に
MCTオイルは中鎖脂肪酸100%のオイルです。一般的に調理に使っている大豆油やキャノーラ油は長鎖脂肪酸を多く含んでいます。
中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸を比べると、中鎖脂肪酸の方が分子の長さが短く、そのため素早くエネルギーになります。
そのため、たまりにくい油だといわれることがあります。
しかし、中鎖脂肪酸も長鎖脂肪酸も油であることには変わりありません。
カロリーがあるのは脂質、糖質、タンパク質です。
1gあたりのカロリーは脂質9kcal、糖質4kcal、タンパク質4kcalで、脂質がもっともカロリーが高くなっています。
摂取カロリー>消費カロリーだと太ると計算上は考えられています。
つまり、カロリーが高い油ばかり摂っていると摂取カロリーが多くなり、脂肪が蓄積して肥満を招く心配があるのです。
MCTオイルはエネルギーになりやすいとはいっても、動かなければエネルギーは消費されません。
現代は車や電車など便利な移動手段が登場し、デスクワークが中心で、動く機会が減っています。
油を過剰に摂取して動かなければ、摂取カロリーが消費カロリーを上回り、肥満の原因になります。
お腹がゆるくなる
MCTオイルを過剰摂取するとお腹がゆるくなることがあります。油には便の滑りをよくする働きがあります。
一度に摂取する量が少ないよりも、多量に摂取した方がその働きが高まります。
MCTオイルはコーヒーやヨーグルトに混ぜるとおいしく摂取できますが、こういったものに混ぜるとき計量せずに加えてしまい、思っている以上に多量に摂取してしまいがちです。
また、食べものに混ぜて摂る場合は食べものと混ざることで油の滑りがよくなる働きが抑えられることがありますが、飲み物だと食べもののように混ざり合って働きが弱まるという作用が弱く、お腹がゆるくなるとも考えられます。
「1回の摂取量が多いと、お腹がゆるくなることがあります。」と日清MCTオイルの商品ページに記載されています。
1回に多量に摂取しないようにしましょう。
肥満を防ぐための摂り方
過剰摂取は肥満のもとですが、量に気をつければおいしくMCTオイルを摂取できます。MCTオイル小さじ1杯は41kcalほどです。
MCTオイルを摂取するなら、その分のカロリーを食事から減らすようにして、摂取カロリーが消費カロリーよりも多くなりすぎてしまうことを防ぎます。
摂取カロリーが消費カロリーを上回らなければ、脂肪がたまっていきにくいと考えられます。
ドレッシングのカロリーは、一般的な使用量大さじ1杯あたり、シーザーサラダドレッシング68kcal、胡麻ドレッシング59kcal、フレンチドレッシング38kcalほどです。
普段サラダにかけているドレッシングをやめてMCTオイルにすれば、これまでと摂取カロリーをほとんど変えずにMCTオイルを摂取することができます。
ヨーグルトに混ぜているなら、ヨーグルトを無脂肪のものに変えることで摂取カロリーを抑えられます。
100gあたりのカロリーは、全脂無糖タイプで62kcal、無脂肪無糖タイプで42kcalです。
普段の食事で揚げ物や炒め物など油を使ってカロリーが高くなりがちな料理を控えることでも、摂取カロリーを抑えることができます。
食事で減らした分の油をMCTオイルに置き換えれば、過剰摂取によるカロリーの摂りすぎを防ぐことにつながります。
下痢を防ぐための摂り方
一度に多量に摂取をするとお腹がゆるくなりやすいので、一度に摂取する量を少なくしましょう。初めて摂る場合は小さじ1杯程度にして、体の調子を見ながら徐々に量を増やしてみます。
MCTオイルでなくても、酸化した油を摂取するとお腹がゆるくなることがあります。
油が悪い揚げ物を食べて下痢を起こした経験を持つ方もいると思います。
MCTオイルは開封後1~2か月で食べ切ってしまうことが目安です。
開封後時間が経つほど酸化をするので、早めに食べ切ってしまいましょう。