CBDは誰もが知っている存在とは言い難いものの、その知名度は徐々に高まっている雰囲気が日本でも感じられます。
以前と比べたらCBDを知っている人、使っている人の割合は高くなっており、その割合は今後さらに高くなると予想されます。
ただ、具体的にどのような状況になるのか?どのくらいの認知度や使用率になるか?に関しては、なんとも言い難い面があるでしょう。
しかし、CBDに関してより普及が進んでいるアメリカや韓国の状況を見れば、将来的な日本におけるCBDの扱いについて想像しやすいかもしれません。
アメリカや韓国の現状が日本の今後になるかもしれないので、CBDの未来を占ううえでは非常に重要なポイントになります。
アメリカでは相当程度にCBDの普及が進んでいる
CBDという存在をどのように捉えているのか?に関しては、日米において顕著な差があります。
2020年に実施されたアンケート結果によると、アメリカにおいてCBDを知っている人は約9割で、使用したことがある人は2割となっています。
同時期の日本におけるこのようなデータは見つからないものの、恐らく日本よりも明らかに高いと言える数字になっていると思われます。
特に9割の人間が知っているという点に関しては、日本では現状まず厳しい数字であると評価できるはずです。
それくらいにCBDという存在は日常に溶け込んでいると言えるわけで、国によってはかなりメジャーな存在という扱いが可能なわけです。
アメリカはCBDに関してかなり進んでいる国であり、日本との比較というよりは、世界で見てもそこは顕著と言えるでしょう。
しかし、現実的にアメリカのような国があるということは、日本もいずれ同様の状況が到来するかもしれないと評価できるのではないでしょうか?
時間がどのくらいかかるか?は不明なものの、CBDの普及が国内でさらに進めば、今のアメリカと同様の状況が起きないとは言い切れないと思います。
アジアでは韓国の存在が非常に興味深い
アジアと言えば中国は無視できない存在ですが、中国においてはCBDの存在はそこまで顕著とは言えないでしょう。
というのも、中国では薬物に対する法律が非常に厳しい状況で、それによる影響をCBDもどうしても受けてしまいます。
結果として、CBD製品に対する監視の目も厳しく、今日では思ったほど普及していないという現状があります。
ただ、一方で韓国においてはCBDの普及がかなり進んでおり、今後その伸びはより一層となる可能性もあるでしょう。
韓国の場合、元々美容に対する関心が国民全体として非常に高いため、美容への効果が期待できるCBDは自然と興味をそそられるはずです。
そういった面もあってか、2016年の時点でCBD関連商品の韓国国内における売り上げは約9000億円となっている状況です。
この額は非常にすさまじく、さすが韓国という言い方もできるかもしれませんが、アジアでも実際にこのように普及が進んでいる国も確認できます。
日本は韓国よりも人口がかなり多いわけですから、この売り上げの額を超えられるポテンシャルは持っていると評価できるのではないでしょうか?
何らかのきっかけにより、今後の日本において韓国同様のCBDに関する盛り上がりが見られる可能性は一応残ると言えるはずです。
日本においてCBDが今後普及していくために必要なことは?
日本の場合、CBDに対する規制は現状それほど厳しくないと言えるため、普及するための土台は存在していると思います。
ただ、日本においては大麻に対するイメージの悪さがどうしても他国よりも大きい可能性が考えられるでしょう。
海外においては、大麻の利用などが禁止されている国であっても、国民レベルではその有用性を認めていると言えるところはあります。
また、医療用に限っては合法という国も存在しているので、大麻は必ずしも悪いものではないという認識が存在しているはずです。
世の中には絶対的にいいもの、悪いものと評価できるアイテムは少なく、いいところもあるし、悪いところもあるというアイテムが実際は多いでしょう。
大麻も本来はその1つであると思われるのですが、その状況に国民の多くが気付くことができれば、大麻に対するイメージが変わる可能性があると言えます。
そして、大麻成分が含まれているCBDを利用することへの懸念が小さくなり、認知度とともに利用者の割合も高くなっていくのではないでしょうか?
国民の意識が変われば、CBDに対する意識も変わり、自然と興味が出てくる状況を迎え、普及がどんどん進んでいくと評価できると思われます。