CBDは日本で話題になりつつある存在ですが、もちろん日本以外の国でも話題性は高まっています。
特に顕著なのは中国で、中国においては国をあげての産業振興の部分で特徴が存在しています。
CBDに関して、中国はどういった風に捉えているのか?これから中国はCBDをどのように扱っていくのか?そこは興味深いでしょう。
日本とは明らかに違う面もあるため、その部分で対比をしていくと、中国における大麻やCBDの現状が見えてくるはずです。
中国では大麻に関して扱いが緩い状況がある
中国では、従来大麻などの薬物に関してはかなり厳しい法律が存在していました。
しかし、それが近年緩和されつつあり、2017年には大麻に関して扱いが大分緩くなった状況が確認されます。
薬物禁止条例の改正により、産業用大麻(THCが0.3%以下)に関してはほぼ合法と言えるような扱いとなり、大麻の製造が容易になったと言えます。
産業用大麻であれば、栽培や生産、加工がしやすい状況と言え、届け出をしておけば誰でも大麻を製造できるわけです。
しかも産業用大麻に対する規制は、今度さらに緩くなっていく可能性もあるとされています。
実際、こういった規制緩和によって、中国では多くの農家で産業用大麻が栽培されており、産業用大麻は中国内でかなり広まっています。
この部分から分かることは、中国は産業用大麻の市場に関して非常に高い関心を持っていることです。
その結果、CBDに関しても市場を拡大させることはほぼ確実であり、それによって中国の経済的な支配がより顕著になる可能性があります。
大麻やCBDの話題に関して、今後中国という国を無視することはできない、そんな現状が確認されているわけです。
CBD市場を中国が独占していく未来も想像できる?
大麻に関しては、日本ではともかく、世界的には合法化の動きが広まっています。
中国においても規制が緩和されつつあることから、今後は世界的に大麻を使った製品がどんどん広がりを見せるでしょう。
つまり、大麻に関連するCBDに関しても今後世界的にどんどん広がっていく可能性が考えられます。
そういった未来が想像される中では、CBDに関しての市場を抑えることは経済面でかなり重要と評価できます。
中国の場合には、お金稼ぎに関しては日本と比べても躍起になるような面があり、そういった傾向を分析すれば大麻やCBDに関して興味を示しても不思議ではないでしょう。
したがって、将来的には世界中の大麻やCBD市場の独占が十分に考えられる状況と言えます。
私たちが実際に使うCBD製品に関して、中国で作られたものが当たり前になる日も近いかもしれません。
世界的に大きな影響力を持っている国ですから、中国が実際に大麻やCBDに関して積極的になれば、日本にも少なからず変化が起こるでしょう。
そういった部分は、私たち日本人においても意識しておくべきと言えるのではないでしょうか?
現在の中国国内ではCBD製品はそこまで普及していない
あくまでも現時点では、CBDが中国でかなり普及しているとは言い難いです。
中国の場合、法律でCBD製品に関して制限がされている状況であり、化粧品など一部の製品しか作ってはいけない、使ってはいけない現状があります。
したがって、CBDオイルなどのメジャーな製品については、中国国内では普及していないと言えるでしょう。
ただ、当然ながらこれは現状ですから、今後この状況が変わっていくことは十分に考えられます。
中国が国として、CBD製品の市場を占領しようとしている思惑があるならば、いずれ国内でのCBD製品の使用に関しても緩和されるでしょう。
今の日本と比べると、中国におけるCBD製品の普及度合いはそこまで進んでいる状況ではありませんが、そのうち同水準になることは間違いないと言えます。
それどころか、中国の場合には大麻それ自体に関して日本よりも寛容な面があるため、大麻の普及もより進んでいく可能性が考えられます。
大麻やCBDは世界的に広がりを見せているため、そういった流れの中で日本への影響がゼロとは言い難いでしょう。
中国国内の大麻、CBD事情は確実に今後変化を見せるはずですが、日本においても同様に何かしらの変化が生じる可能性はあると思っておくべきです。