不妊症とは、妊娠を望む男女が避妊をせずに性交をしているにもかかわらず、一年以上妊娠できない状態のことをいいます。
不妊治療は1回15万円以上することもあり、精神的な負担と経済的な負担があります。
マカやスピルリナなど不妊によいといわれている健康食品は数多くありますが、CBDもその一つです。
CBDにはリラックス作用や睡眠改善作用などさまざまな働きがあるといわれていて、女性にうれしい働きも指摘されています。
不妊の原因
不妊の原因には女性側の原因と男性側の原因があります。女性側の原因
卵巣機能不全や子宮内膜症などが女性側の原因です。排卵されて卵子と精子がであい、子宮に着床することで卵子が成長をしていきます。
卵巣の機能は年齢を重ねることで低下をしてきます。
高齢出産をする方もいますが、ダウン症などのリスクが高まります。
男性側の原因
無精子症、性交障害などの原因があります。無精子症とは、射出精液中の精子が極端に少ないか全くない状態のことです。
精子が少なければ卵子と出会える確率は低下してしまいます。
この他にも原因が不明な不妊もあります。
コレステロール値の維持
妊娠をするためには女性ホルモンのバランスを整えることが大切です。女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンがバランスを取りながら分泌され、子宮内膜を整えたり、排卵が促されたりしています。
女性ホルモンはコレステロールから作られています。
コレステロールには悪玉と善玉があり、2つのバランスが整っていることが健康を維持するために大切なことです。
2011年の研究で、CBDが小膠の代謝をコントロールすることが報告されています。
コレステロールが効率的に代謝されれば、余計なコレステロールが体内に蓄積することはありません。
炎症を抑制
子宮や卵巣の状態をよく保つためには炎症を抑えることがポイントです。炎症を引き起こすと活性酸素が発生をして、活性酸素が細胞を傷つけて老化を進行させます。
炎症を引き起こす要因には、加齢、紫外線、糖分の過剰摂取、ストレスなどがあります。
中には生活習慣の見直しで避けられるものもありますが、加齢などは努力をしても避けられないものです。
CBDには炎症を抑える働きがあります。炎症を抑えることで子宮や卵巣の状態をよく保つことが期待されます。
リラックス作用
脳の視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、その刺激を受けた脳下垂体から卵胞刺激ホルモンが分泌され、さらにその刺激を受けた卵巣から女性ホルモンが分泌されます。視床下部はストレスの影響を受けやすい部位で、ストレスによって視床下部の働きに影響がでると女性ホルモンの分泌にも影響を与えます。
体内にはCB1やCB2の受容体が分布しており、それらがCBDをキャッチすることで生体の働きに影響を与えます。
CBDにはリラックス作用があるといわれています。
リラックスすることで視床下部の働きのバランスが整い、女性ホルモンの分泌のバランスも整うことが期待できます。
睡眠の質改善
睡眠不足も女性ホルモンの分泌量に影響を与えます。視床下部は睡眠不足に弱く、ホルモンバランスに影響を与えてしまうのです。
睡眠障害がある人が、CBDのオイルを就寝30分前に摂取してぐっすり眠れるようになったと報告しています。
睡眠薬のように昼間ぼーっとすることはありません。
しっかり眠れることでホルモンバランスが整い、それによって体の調子が整ってくることが期待できます。
CBD摂取時の注意点
CBDは麻に含まれるカンナビノイド類の一種です。麻にはTHCという成分も含まれていて、これは麻薬にも含まれる幻覚や幻聴などを引き起こす成分です。
日本に出回っている製品はTHCを含まないものですが、まれにTHCを含んでいるものが出回っている可能性があるので、THCを含んでいないことを確認してください。
使用量は製品に記載されている量を守りましょう。
妊娠がわかったらCBDの摂取をしないようにします。
CBDと妊娠中の体への影響ははっきりしていませんが、2010年に行われた実験で麻に含まれる成分が子宮の収縮を抑制することが指摘されています。
CBDを妊娠中に摂取したい場合は医師や薬剤師に相談してください。
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