長時間のデスクワークや立ち仕事で腰や背中に痛みを覚える人は少なくありません。
ひどい場合はヘルニアを発症してしまうこともあるようです。
CBDは痛みへの働きが期待できるといわれている成分です。
ここでは、CBDの痛みへの働きや使用方法を紹介します。
ヘルニアとは
ヘルニアとは、臓器や組織の一部が組織のすき間を通って本来あるべき場所ではない位置にはみ出ている状態のことです。
ヘルニアには、内ヘルニアと外ヘルニアがあります。
内ヘルニアとは腹部の内側に起こるヘルニアのことです。
内臓が本来あるべき場所から脱出していますが、腹部の内側なので外から確認することはできません。
外ヘルニアは腹部の外側に脱出したもので、外から確認することができます。
ヘルニアにはいろいろな種類があります。
食道裂孔ヘルニア
食道が横隔膜を貫く食道裂孔と呼ばれる通り道があります。
この部位は加齢によって組織の脆弱化によって広がってしまうことがあり、腸や胃が胸腔内に飛び出した状態を食道裂孔ヘルニアといいます。
鼠径ヘルニア
脚の付け根は鼠径輪という孔があります。
ここから腸の一部が脱出したものが脚の付け根にある鼠径輪です。
脱出した腸管を体の外側から触ることができます。
椎間板ヘルニア
よく名前が知られているものが椎間板ヘルニアではないでしょうか。
背骨は椎骨が積み重なったような構造をしています。
椎骨と椎骨の間には、クッションの役割をしている椎間板があります。
椎間板の一部が飛び出た状態が椎間板ヘルニアです。
飛び出た部分が周囲の神経に触れて痛みが伴います。
さまざまな種類のヘルニアがありますが、多くの場合は筋肉や組織が脆弱化をして組織を支えられなくなることが原因です。
筋肉や組織の脆弱化は、加齢や繰り返し動作によって引き起こされます。
椎間板ヘルニアの場合は、立ったり座ったりの動作の繰り返しによって負担がかかることが原因ではないかといわれています。
座ったまま前かがみになる姿勢をすると、体重の2.5倍の負荷がかかります。
こういった繰り返しが椎間板の変性を引き起こし、椎間板ヘルニアにつながると考えられます。
CBDとは
CBDは大麻草から抽出されるカンナビノイドの一種です。
大麻草には80~114種類ほどのカンナビノイドが含まれているといわれていますが、大麻草によってはカンナビノイドの約40%をCBDが占めることがあります。
人間には恒常性を保つ役割を果たすエンカンナビノイドシステム(ESC)というものが備わっています。
ESCは体温調整、食欲、睡眠、運動機能など、さまざまな活動にかかわっています。
CBDはESCに働きかけて、体のバランスを整えるサポートをすることが期待されています。
CBDはオイル、リキッド、カプセルのサプリメント、CBD入りのチョコレートやグミなどから摂取できます。
CBDを配合したクリームや化粧水を使えば、体の外側からCBDでケアすることも可能です。
CBDはヘルニアによい?
CBDには痛みを抑える働きが期待できます。
ESCは痛みにもかかわっているシステムです。
CBDはESCに働きかけるので、痛みを抑える働きが期待できるのです。
痛みを抑える場合、痛みを抑え過ぎてしまうと問題になることがあります。
感覚がなくなってしまうようだと日常生活に支障がでます。
CBDの場合は適切な範囲に戻すといった働きをします。
そして、副作用の心配がほとんどありません。
CBDの使い方
口から摂取する方法と肌に塗る方法があります。
口から摂取する場合、オイルを利用することが一般的です。
スポイトを使ってオイルを舌に数敵垂らし、その状態を1分ほど保ちます。
その後にCBDオイルを飲み込みます。
オイルは飲み物に加えることも可能です。
運転前や運転中には摂取しないでください。
CBD配合のクリームは痛みが気になる部位に直接塗ります。
適量を手に取り出し、肌にすり込むように塗ってみましょう。
肌が弱い方はパッチテストをしてから気になる部位に使用することをおすすめします。
CBDクリームには炎症を鎮める植物性成分が配合されていることもあり、こういった成分の働きも期待できます。