テレビで紹介された商品は話題になり、店頭から姿を消してしまったり、通販でもすぐに売り切れてしまったりします。
それだけ、多くの人から注目されているということです。
現在注目されているものの一つがCBDです。
注目されているのだからテレビで放送されていそうですが、実際はどうなのでしょうか。
この記事では、CBDとはどのようなものなのか、CBDがテレビで紹介されているのかなどを解説していきます。
CBDとは
大麻草には少なくとも80種類のカンナビノイドが含まれているといわれています。
CBDは大麻草に含まれるカンナビノイドの一種です。
日本では2020年時点で医薬品として認められてはいませんが、アメリカやカナダではCBDを使用している医薬品が承認されています。
抗炎症や抗酸化作用などが期待できます。
日本でのCBDの扱いは食品や化粧品で、食品としてはCBDオイル、CBDカプセル、CBD入りのグミ・チョコレート・キャンディーなどがあり、化粧品としてはCBDローションやCBDクリームがあります。
大麻草を危険視する方もいるかもしれませんが、日本の法律でCBDは合法です。
大麻取締法で大麻取扱者でなければ、所有や栽培などしてはいけないことになっているのですが、大麻草の成熟した茎とその製品、種子とその製品は対象外です。
そのため、日本で販売されているCBD製品は、大麻取締法の対象外となっている大麻草の成熟した茎や種子から抽出されたCBDを使用しています。
日本では食品や化粧品として扱われており、医薬品ではないので効果効能を謳うことはできませんが、体や心のコンディションを保つために利用しているようです。
CBDがCMやテレビ番組で紹介された
テレビ北海道にてCBDが紹介されたことがあります。
CBDをテレビCMで放送して欲しくても、CMに出してくれるテレビ局を見つけることが困難でした。
しかし、北海道ヘンプ協会により、テレビ北海道でのCM放送が実現したのです。
北海道ヘンプ協会は、戦前に北海道で盛んに栽培されていた産業大麻を復活させる活動を行っている団体です。
産業大麻とは、幻覚や幻聴などを引き起こす成分であるTHCを含まない、主に繊維用に栽培される大麻草のことです。
テレビ北海道のCMでは、CBDを販売している企業のメッセージも流れました。
また、KBS京都でもテレビCM放送されていました。この放送はテレビ北海道で放送された製品とは別のものです。
また、CMではなくテレビ番組としては、Dセレクションで放送されたことがあります。
Dセレクションは、美容、料理、生活スタイルなどについて、医師の目線からの意見や発言が紹介されているテレビ番組です。
番組では毎回さまざまな製品を紹介しており、CBDも紹介されたことがあります。
そして岐阜放送やKBS京都でCM展開しているのが「メイヂ健康大麻油」です。
大相撲の荒磯親方(元横綱・稀勢の里)をイメージキャラクターに起用してCMを放送しています。
徐々にではありますが、CBD製品がCMで展開されてきていますし、CBDメーカーも多数立ち上がってきていますので、一気に爆発的にCBDが広がる可能性があります。
CBD製品の選び方
テレビで紹介されているとその製品を購入したくなることがありませんか。
CBD製品を購入するときには、安全性や自分にあっているのなかどを確認しておきたいものです。
では、どういった点に気をつけて選べばよいのでしょうか。
THCを含んでいない
THCは大麻草に含まれるカンナビノイドの一種で、幻覚や幻聴などを引き起こす作用があります。
日本では規制されている成分で、CBD製品を輸入する際にはTHCを含んでいないことを証明しなければなりません。
輸入に際して成分分析を行い、必要書類を提出しているのですが、購入するときには自分自身でもTHCを含んでいないことを確認しましょう。
製品に「THC0%」「THCフリー」と書かれていたり、ホームページで成分分析書を公開していたりします。
濃度を確認する
CBD製品によって配合濃度が異なります。
CBDは忍容性が高いといわれており、WHOが安全性を認めている成分ですが、人によっては少量でも頭痛や吐き気などが出てしまうことがあります。
個人差があるので、初めて使うときには少ない量を試してみて、体の調子を確認してみてください。
ブロードスペクトラムなのか、アイソレートなのか
日本で販売されているCBD製品には、ブロードスペクトラムとアイソレートがあります。
ブロードスペクトラムは、THC以外の大麻草に含まれるカンナビノイドやテルペン類などを含むものです。
アイソレートは純度が高いCBDで、その他のカンナビノイドやテルペン類などは含まれていません。
どちらがよいとはいえないので、自分にあったものを選んでみましょう。