ラベル アマニ油 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アマニ油 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

ヘンプシードオイルと亜麻仁油の優れたオメガ


ヘンプシードオイルや亜麻仁油の名前を聞いたことはあるけれど、どのようなオイルなのか具体的なことは知らないという方は、少なくないのではないでしょうか。

どちらも健康への働きかけが注目されているオイルなのですが、期待できる働きや成分などが違います。

ここでは、ヘンプシードオイルとはどのようなものなのか、亜麻仁油とはどのようなものなのか、成分や期待できる働きなどについて解説をします。


ヘンプシードオイルとは

ヘンプシードオイルとは、ヘンプシード(麻の実)から抽出されたオイルのことです。

麻はアサ科植物の植物で、葉・茎・種子・根など、さまざまな部位を利用することができます。麻が利用されてきたのは、3000年ほど前からだともいわれています。

主な利用方法は、食用、化粧品、紙、印刷インク、縄、肥料、衣類などです。ヘンプシードオイルは実を利用したもので、実から抽出されたオイルは食用にされる他、化粧品に配合されることがあります。また、実は殻を取り除いて食べることもできます。

ヘンプシードオイルには、必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6が豊富に含まれています。オメガ3とオメガ6の摂取の割合は、4:1ほどが望ましいとされており、ヘンプシードは3:1と理想のバランスで含有しています。

調理で一般的に使用される他のオイルのオメガ3とオメガ6の割合は、大豆油が1:8、コーン油が1:57、ごま油が1:45ほどで、オメガ6の方が多くなっています。これらと比べるとヘンプシードオイルは、オメガ3を豊富に含むオイルといえます。

オメガ3は酸化しやすいオイルで、オメガ3を豊富に含むヘンプシードオイルは、加熱せずに摂取するのが望ましいです。


亜麻仁油とは

亜麻仁油とは、亜麻の種子から抽出されるオイルです。亜麻の種子はオイルを抽出するだけでなく、そのまま食べることもできます。酸化しやすいため化粧品に配合されることは少なく、主に食用にされています。

亜麻仁油には、脂肪酸のオメガ3とオメガ6が豊富に含まれています。オメガ3とオメガ6の割合は、1:4で理想的です。他のオイルと比べてオメガ3を豊富に含んでいます。

抽出された亜麻仁油は、やや黄色っぽい色をしていますが、精製したものは透明です。

酸化しやすいオイルなので加熱調理には向かず、サラダや納豆など加熱せずに食べるものにかけて摂取をします。


オメガ3に期待できる働き

オメガ3系脂肪酸は、体内では合成することができないため、食事などから摂取する必要がある必須脂肪酸です。

脂肪酸は炭素が鎖のように連なった構造をしているのですが、オメガ3は二重結合が脂肪酸の端から数えて3番目にあります。オメガはギリシャ語アルファベットで、一番最後の文字になります。そのため、オメガ3と呼ばれています。

オメガ3には、さまざまな働きが期待されています。


生活習慣病の予防

オメガ3はコレステロール値や血圧を下げる働きが報告されています。

酸化した悪玉コレステロールが血管に付着してしまうと、動脈硬化が進行するといわれています。また、血圧が高いと心疾患のリスクを高めます。

コレステロール値や血圧を下げるには、生活習慣を見直すことが大切です。適度な運動をする、食生活を見直すなどが、コレステロール値や血圧を下げるために大切なことだとされています。


皮膚への働き

人間の細胞は細胞膜に包まれています。細胞膜は脂肪酸によって構成されており、オメガ3が細胞膜の原料に使われることで、肌の乾燥が軽減することが期待できます。

肌の乾燥はシワの原因です。乾燥を抑えることで、乾燥による小ジワを防ぐ働きが期待できそうです。


オメガ6に期待できる働き

オメガ6も体内では合成できないため、食事などから摂取する必要がある必須脂肪酸です。二重結合が脂肪酸の端から数えて6番目にあり、オメガ6と呼ばれています。


アレルギー症状の緩和

オメガ6には、γリノレン酸やリノール酸などがあります。

γリノレン酸はプロスタグランジンを生成する材料になります。プロスタグランジンとは、体の機能をコントルールする物質です。プロスタグランジンによって体の機能がコントロールされることにより、アレルギー症状の緩和が期待できます。


ラベル アマニ油 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アマニ油 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

アマニ油のメリットとデメリット、扱い方法の注意点とは


アマニ油は健康によいといわれている油です。

健康によいというとメリットばかりのように感じますが、アマニ油にはデメリットも存在します。

この記事では、アマニ油のメリットとデメリット、扱い方法の注意点を解説していきます。


アマニ油とは

アマニ油とは、アマ科の一年草「アマ」という植物の種子から抽出した油のことです。

アマニ油には、オメガ3系脂肪酸しょくじなのαリノレン酸が豊富に含まれています。

αリノレン酸は体内で合成できないため、食事などから摂取する必要がある必須脂肪酸です。

普段調理に使う機会が多く、日常的に摂取している大豆油の場合、リノール酸が52%、リノレン酸が6.6%ほど含まれています。

リノール酸も必須脂肪酸ですが、摂りすぎると炎症の原因になるといわれています。

それに対し、アマニ油の場合は、リノール酸が16%、リノレン酸が58.5%ほど含まれていて、リノール酸に比べてリノレン酸の含有量が多くなっています。


アマニ油に期待できる働き

脳機能の改善

αリノレン酸は、体内でEPAやDHAに変換されます。

魚を食べると頭がよくなるといわれていたことがありますが、これは魚にはEPAやDHAが豊富に含まれているからです。

DHAは脳に働きかけて、集中力、処理能力、判断力を高めるといわれています。


アトピーやアレルギーの予防

リノール酸の過剰摂取は炎症を引き起こし、アトピーやアレルギーの原因になります。

αリノレン酸の場合はリノール酸とは反対の働きを持っており、炎症を鎮めます。


血液さらさら

αリノレン酸は体内でEPAに変換されます。

EPAには血栓を防ぐ働きがあることが報告されています。


アマニ油のメリット

必須脂肪酸を摂取できる

必須脂肪酸は体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります。

オメガ3系脂肪酸は魚に多く含まれているのですが、魚の臭いが苦手、骨があって食べられない、ベジタリアンで食べられないという方もいます。

そのような方にとってアマニ油は必須脂肪酸の摂取源になります。


リノール酸とリノレン酸のバランスを取る

リノール酸とリノレン酸は摂取バランスが大切で、4:1の比率で摂取するとよいといわれています。

しかし、日本人はリノール酸の割合が多くなりがちです。

普段使用しているサラダドレッシングをアマニ油に変えるなどすると、リノレン酸の摂取割合を増やすことができます。


アマニ油のデメリット

油なのでカロリーが高いです。

1gあたりのカロリーは9kcalで、タンパク質と糖質が1gあたり4kcalなことに比べると、1gで多くのカロリーを摂取してしまいます。

健康によさそうなものでも、摂りすぎれば肥満につながり、肥満は生活習慣病のリスクを高めます。


酸化しやすい

アマニ油は酸化しやすい油です。

酸化した油を摂取すると、腹痛や下痢を起こすことがあります。


加熱調理に使えない

酸化しやすいため、加熱調理には向きません。

揚げ物、炒め物などには使用しないでください。


アマニ油の扱い方法注意点

アマニ油は酸化しやすいため、保管方法に注意が必要です。

熱によって酸化が進むので冷蔵庫で保管をします。

オメガ3系脂肪酸は冷蔵庫に入れても固まりません。

光にも弱いので、遮光瓶入りのものか箱入りのものを購入するようにします。

保管する際も光に当たらないようにします。

熱で酸化が進むため、加熱調理には使用せず、納豆、サラダ、豆腐など加熱しない料理にかけて摂るようにします。

普段摂取している油の量を減らさずにアマニ油を摂取するようになると、1日のトータルでの油摂取量が増え、カロリー摂取量が増えます。

摂取カロリーが過剰に多くなると肥満につながるので、アマニ油を増やした分、他の油の摂取量を控えましょう。

揚げ物を控える、オイルサラダドレッシングをアマニ油に変えるなどすれば、脂の過剰摂取を抑えられます。

開封後は酸化が進むので、1か月を目安に使い切るようにします。

1日の摂取量が少ないとなかなか油が減らないので、小さなサイズのものを購入するとよいでしょう。

1日の摂取量は小さじ1杯程度が目安です。

一度に多量に摂取をするとお腹がゆるくなることがあります。

ラベル アマニ油 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アマニ油 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

MCTオイルとアマニ油の違い


健康や美容面で注目されているオイルが、「MCTオイル」と「アマニ油」です。
何となくよさそうなイメージがあるこの2つのオイルですが、違いがわかりますか。
CBDオイルの基材として利用されるMCTオイルと、アマニ油はまったく性質が違うものです。
ここでは、どんな違いがあるのか、どういった利用法があるのか紹介していきます。

MCTオイルとは

MCTオイルとは、ココナッツ油やパーム油から中鎖脂肪酸だけを抽出したものです。
ココナッツ油は中鎖脂肪酸が多いと注目されていますが、中鎖脂肪酸だけでなく多不飽和脂肪酸なども含まれています。
中鎖脂肪酸というのは炭素数によって分類した方法で、炭素数によって短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の3種類に分類されます。
脂肪酸は不飽和度によって分類することもでき、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。
中鎖脂肪酸は飽和脂肪酸です。多価不飽和脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種です。
さらに、中鎖脂肪酸は炭素数によってラウリン酸、カプリル酸、カプリン酸、パルミチン酸などに分けることができます。
ココナッツ油はラウリン酸を49.1%ほど含み、カプリル酸とカプリン酸はそれぞれ6%前後含んでいます。
MCTオイルは中鎖脂肪酸100%で、カプリル酸とカプリン酸で構成されています。
中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸に比べて分子の長さが半分ほどです。
長鎖脂肪酸は小腸から吸収された後、リンパ管に入って、それから血液に入って全身を巡ります。
一方、中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸よりも水に溶けやすく、小腸から吸収されたら門脈を通って肝臓に運ばれ、エネルギーとして素早く利用できるようになります。

アマニ油とは

アマニ油とは、亜麻の実から抽出したオイルのことです。
アマニ油にはオメガ3系脂肪酸が多く含まれています。
オメガ3系脂肪酸は不飽和脂肪酸に分類されます。
不飽和脂肪酸は他にもオメガ6とオメガ9があります。
オメガ9は体内で作りだすことができますが、オメガ3とオメガ6は体内で作りだすことができず、食事などから摂取する必要がある必須脂肪酸です。
オメガ3系脂肪酸は細胞膜の原料になり、細胞膜に柔軟性を与えます。
乾燥肌の人は肌に潤いが生まれることが期待できます。
また、アマニ油の原料である亜麻の実にはリグナンという成分が含まれています。
リグナンには女性ホルモン様作用があり、女性ホルモンの働きを整えてくれることが期待できます。
日本で販売されている製品だと見かけることは少ないですが、海外のものだとアマニ油に亜麻の種子の粉末が配合されていることがあります。
オメガ3系脂肪酸は魚にも多く含まれています。
しかし、魚臭さが苦手、骨があって食べられないという方もいることでしょう。
そんな方にとって、アマニ油は手軽にオメガ3系脂肪酸を摂取できる存在です。

MCTオイルの使い方

一般的な油と違って、低温で煙が出たり、泡だったりするので、加熱調理には向いていません。
サラダ、コーヒー、ヨーグルト、ご飯、卵料理などに混ぜておいしく摂取できます。
味やニオイはほとんどしません。炒め料理に使うときには、調理の最後にかけるようにします。
食べ物や飲み物に混ぜる際の目安量は小さじ1杯です。
小さじ1杯で約41kcalあります。体によさそうなイメージのあるMCTオイルですが、摂りすぎるとカロリー摂取量が多くなって肥満のもとになります。
一度に多量に摂取をするとお腹がゆるくなることがあるので気をつけてください。
保管は常温で行います。

アマニ油の使い方

アマニ油に含まれるオメガ3系脂肪酸は酸化されやすい性質があるので、加熱料理には使いません。
サラダにかけたり、納豆やヨーグルトなどに混ぜて摂取をします。
スープや炒め料理に使う場合は、少し冷めてから加えるようにします。1日小さじ1杯程度から摂取してみましょう。
開封後は冷蔵庫で保管をします。
酸化されやすいので高温多湿・光を避けて保管をしてください。
遮光瓶に入っているものだと光の影響を抑えられます。
また、時間が経つほどに酸化が進んでいくので、開封後は1か月程度を目安の食べ切るようにします。
小さな容器に入っているものだとすぐに食べ切ることができ、ある程度酸化を抑えられます。



ラベル アマニ油 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アマニ油 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示