アルニカという植物を知っていますか。アルニカは「筋肉と打撲の守り神」ともいわれ、アルニカを配合したクリームなどは、筋肉疲労に活用されています。それ以外にも、アルニカにはさまざまな力が秘められています。
ここでは、アルニカとはどのような植物なのか、どのような働きが期待できるのかなどを解説していきます。
アルニカとは
アルニカとはキク科の植物で、和名をセイヨウウサギギクといいます。ヒマワリもキク科の植物で、中央に筒状花、周囲に舌状花という形状をしており、それもよりもずっと小さいですが、アルニカもあのような形状の花をしています。
アルニカは、ヨーロッパや中央アジアの山岳地帯、牧草地に自生している植物です。ヨーロッパなどでは、筋肉痛や打撲などの手当てに利用されてきました。12世紀には、修道院長であり、預言者ともいわれたヒルデガルト・ビンゲンが記した書に登場しています。また、18世紀ころには、痛風、リウマチ、静脈瘤、静脈炎などにも使用されていました。
現在は技術が進み、どのような働きがあるのか科学的に調べることができ、消毒作用、血行促進効果、鎮痛効果、治癒力の促進などの働きがあることがわかってきました。
アルニカクリームに期待できる働き
古くから利用されてきたアルニカですが、アルニカを配合したクリームには、さまざまな働きが期待できます。
炎症を抑える
炎症を起こしている部位では、赤み・痛み・熱感・腫脹が見られます。打撲をした部位ではこれらの特徴がみられ、炎症を起こしていることがわかります。
アルニカには炎症を鎮める働きがあり、そのためアルニカクリームは打撲のケアに使用されています。
筋肉痛も炎症を起こしているといえます。アルニカクリームは簡単に肌に塗ることができ、運動後の筋肉のケアに役立ちます。
活性酸素の消去
アルニカにはフラボノイドやカロテンなどの成分が含まれています。これらは抗酸化作用のある成分です。
活性酸素は老化の原因といわれる物質で、活性酸素が肌細胞を傷つけると、シミやシワなどの原因になります。抗酸化作用は活性酸素の影響を抑え、肌を若々しく保つ手助けをしてくれることが期待できます。
血行促進
アルニカは血行を促す働きもあるといわれています。
血行促進効果は、マッサージと組みあわせることで高まることが期待できます。肌に何も塗らずにマッサージを行うと、摩擦によって肌がダメージを受けてしまうので、マッサージをするときにはクリームなどを塗って手の滑りをよくするとよいでしょう。アルニカクリームを使用すれば、マッサージとの相乗作用が期待できそうです。
アルニカクリームは安全?
アルニカから抽出したエキスは、皮膚刺激性がほとんどないと考えられています。しかし、皮膚炎を起こしているときにアルニカエキスを含むエタノール溶液を肌に塗ると、皮膚炎を起こすことがあると報告されています。皮膚炎があるときには、アルニカ以外でも化粧品を塗るときには注意が必要です。
皮膚刺激性はないと考えられているので、健康な肌であればアルニカクリームは安全に使えます。心配な場合は、パッチテストを行ってから使用するとよいでしょう。
アルニカクリームの使い方
アルニカクリームといっても、顔用、体用などがあります。顔用はデリケートな顔の皮膚のことを考えて作られているものが多くあります。使用する部位によって適切なものを選びましょう。
顔に塗る場合は、スキンケアの最後に使用をします。適量を手のひらに取り出し、顔全体になじませます。
体に塗る場合は、適量を手にとって気になる部位になじませます。傷がある部位には使用しないでください。塗るタイミングはいつでもよいのですが、お風呂に入る前に塗ると洗い流されてしまうので、お風呂に入った後に塗ることがおすすめです。筋肉のケアの場合には、運動後がおすすめのタイミングです。
アルニカクリームは、チューブタイプのものとジャータイプのものがあります。ジャータイプの場合は、クリームを最後まで清潔に保つために、直接指でクリームをとるのではなく、スパチュラを使うことが望ましいです。スパチュラが付属されていないときには、バターナイフやコンビニなどでもらえるプラスチック製のアイスのスプーンを代わりにするとよいでしょう。
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