頭痛、イライラ、憂うつ、不眠など、女性ホルモンの影響で悩んでいる女性は少なくないようです。
生理前に現れる症状を月経前症候群、更年期になってから現れる症状を更年期障害と呼んでいます。
症状と長く付き合っていかなければならないのは、つらいものがあるでしょう。
これらの症状は女性ホルモンのバランスが関係をしています。
体のバランスをサポートしてくれることが期待されている成分がCBDです。
この記事では、CBDと女性ホルモンの関係を解説していきます。
月経前症候群とは
月経前症候群とは、月経がはじまる数日前に現れる、生活に支障がでるような不快な症状のことです。
症状が全くでない人もいれば、重く出てしまう人もいます。
月経のある女性の7~8割が生理前に何らかの不快な症状を感じており、生活に支障が出ている女性は2~4割いるといわれています。
現れる症状には、頭痛、倦怠感、イライラ、むくみ、過食、不安感、憂うつなどがあります。
女性には生理周期があり、月経、卵胞期、排卵、黄体期という周期を繰り返しています。
そして、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが、この周期にかかわっています。
排卵から月経までの間(黄体期)には、エストロゲンとプロゲステロンが多く分泌され、その後に低下をします。
このホルモンの変動が心身に影響を与えていると考えられています。
現在のところ、月経前症候群のすべてを説明できる学説はありません。
更年期障害・更年期症状とは
閉経の期間を挟んだ45~55歳ころを一般的には更年期と呼んでいます。
この時期には、イライラ、のぼせ、憂うつ、倦怠感、不眠などの症状がみられることがあります。
他の検査をしても異常がない場合に更年期症状といいます。
脳が「女性ホルモンを分泌せよ」と指令をだし、それを卵巣が受け取ることで卵巣から女性ホルモンが分泌されます。
しかし、更年期を迎えると脳から指令がでても卵巣は十分な女性ホルモンを分泌することができなくなります。
女性ホルモンが分泌されないので、脳からは「女性ホルモンを分泌せよ」という指令が出続けます。
この異常を脳にある視床下部に伝えられ、自律神経の乱れにつながります。
自律神経には、呼吸、体温、心拍数など体の機能の調整をする働きがあります。
体のさまざまな働きをコントロールしている自律神経が混乱してしまうことによって、更年期のさまざまな不快な症状が現れてしまうのです。
CBDに期待できる働き
生物にはエンドカンナビノイドシステム(ECS)と呼ばれる身体機能調節が備わっています。
ECSは、体内カンナビノイドとそれを受け取る受容体とで構成されています。
ECSはストレスや加齢などによって機能が低下をします。
体の機能を調整するシステムの機能が低下してしまうことが、さまざまな不調とかかわりがあるといわれています。
CBDは、大麻草に含まれるカンナビノイドの一種です。
リラックス、睡眠、リフレッシュなどをサポートする成分として期待されています。
CBDの摂取方法
CBD製品には、オイル、カプセル、リキッドなどの形態があるので、自分が利用しやすい形のものを試してみるとよいでしょう。
初めてCBDを摂取する場合は、少ない量から摂取するようにします。
オイルは1滴ずつ細かく量を調節することができます。
オイルの場合は、舌の皮膚から吸収をさせたいので、舌下に垂らしたら90秒ほどそのままにしておきます。
その後に飲み込んで構いません。飲み物に加えて摂取することもできます。
カプセルは、一般的なビタミンやミネラルなどのサプリメントと同じように摂取をします。
リキッドは電子タバコを使用して蒸気にしたものを吸引します。
吸いこんだらしばらく肺に空気を留めておき、その後にゆっくり吐き出します。
月経前症候群や更年期の症状で悩んでおり、現在通院をしたり服薬をしていたりする場合には、医師に相談をしてください。
自己判断で飲まないようにしましょう。
また、月経前症候群や更年期の症状だと思っていたものが、実は他の病気だったという可能性もあるので、不調で悩んでいるようなら病院に相談をしてみるとよいでしょう。
現在妊娠をしていたり、授乳をしていたりする方は摂取しないでください。
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