CBD製品の中には「テルペンを含有しています」など記載されているものがあります。
そもそも、テルペンとは何でしょうか。
この記事ではテルペンとはどういったものなのかや、テルペンと一緒にCBDを摂取するメリットなどについて解説していきます。
テルペンとは
CBDは大麻草に含まれるカンナビノイドの一種です。
テルペンも大麻草に含まれる成分で、こちらはカンナビノイドではなく、イソプレンを基本構成単位とする炭化水素です。
テルペンは植物や菌類などの体内で作られる成分で、もともと精油の中から発見されました。
テルペンとは総称であって、テルペンといってもさまざまな成分があります。
レモンに含まれるリモネン、ラベンダーに含まれるリナロール、松に含まれるピネンなどもテルペンの一種です。
松の木が生える森林に足を踏み入れるとすがすがしい香りがしますが、人に森林浴効果をもたらす成分だと考えられています。
伝統的な日本の木造建築は天然の木材を使用しており、テルペンが放たれることによる森林浴効果が期待できるといわれています。
このような成分は、植物や菌類が自らを守るために作りだしてきました。
人間に対してはリラックス効果やストレス解消効果が期待できます。
大麻草に含まれるテルペン
大麻草には何種類ものテルペンが含まれていますが、その中の代表的なものを紹介します。
ミルセン
ミルセンはバーベナ、キャラウェイ、フェンネル、ローリエなどにも含まれている成分です。
香料原料として使われることがあります。
ユーカリプトール
ユーカリやローズマリー、セージなどにも含まれる成分です。
爽やかな香りが特徴的です。
香料として食品添加物に使われます。
リモネン
リモネンはオレンジやレモンなどの柑橘類の皮に多く含まれる成分です。
食品や化粧品の香料として、医薬品としてなど、さまざまなことに活用されています。
ピネン
ピネンは松(英語ではpine)に多く含まれる成分です。
香料や医薬品の原料として使用されています。
リナロール
ラベンダーやローズウッドにも含まれる成分です。
ラベンダーの香りにはリラクゼーション作用があるといわれていますが、リナロールなどの成分が関わっていると考えられます。
カリオフィレン
カリオフィレンは黒胡椒、ホップ、バジルなどにも含まれる成分です。
CB2受容体に働きかけ抗炎症作用を発揮するといわれています。
食品香料としても使用されています。
CBDとテルペンを一緒に摂取するメリット
CBD製品には、フルスペクトラム、ブロードスペクトラム、アイソレートの3種類があります。
フルスペクトラムはCBDやその他のカンナビノイド、テルペン類などを含有しています。
日本では法律で規制されているTHCも含まれています。
ブロードスペクトラムはフルスペクトラムからTHCを取り除いたものです。
CBDとその他のカンナビノイド、テルペン類などは含有しています。
アイソレートは純度が高いCBDで、CBD以外のカンナビノイドやテルペン類などは含有していません。
日本ではTHCが規制されているため、ブロードスペクトラムとアイソレートの製品が流通しています。
テルペンを一緒に摂れるのはブロードスペクトラムです。
生物の体内には、内因性カンナビノイドシステムが存在しています。
CBDは、内因性カンナビノイドシステムにあるカンナビノイド受容体に働きかけることで、身体調整機能をサポートします。
テルペンの一種であるβカリオフィレンは、カンナビノイド受容体のCB2によってキャッチされます。
テルペンでありながら、CBDのような働きが期待できるのです。
CBDとテルペンを一緒に摂取することでアントラージュ効果が期待できます。
アントラージュとは取り巻きという意味で、CBDだけで摂取するよりもテルペンを一緒に摂取した方が、体をサポートしてくれる働きが高まるといわれています。
テルペンの効果を期待するには
テルペンの効果を期待するには、テルペンが含有されているCBD製品を選ぶ必要があります。
ブロードスペクトラムにはテルペンが含有されています。
通販で購入する場合は、製品の詳細ページにテルペンの含有有無について説明があるはずなので、確認してみてください。
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