CBDはオイル、リキッド、カプセルなど健康食品として扱われているだけでなく、海外では医薬品として承認されているものがあります。
CBDを使用した医薬品の一つがエピディオレックスです。
ここでは、エピディオレックスとはどのようなものなのか、日本ではどのように扱われているのかなどを解説していきます。
CBDとは
大麻草には80~114種類ほどのカンナビノイドが含まれています。
CBDは大麻草に含まれるカンナビノイドの一種で、大麻草の品種によってはカンナビノイドの40%ほどを占めています。
CBDは世界中で注目されており、医学的・科学的な論文が多数発表されています。
私たちの体は常に一定の体温を保ったり、意識しなくても呼吸ができたり、心拍数が一定に保たれていたりします。
これは体の恒常性機能によるものです。
恒常性機能を保つシステムが体内には備わっているのですが、加齢やストレスなどの影響で機能が低下してしまうことがあります。
だからこそ、イキイキとした毎日を過ごすためには日々のメンテナンスが大切です。
CBDはその手助けをしてくれる成分として注目されています。
エピディオレックスとは
エピディオレックスとは、英GWファーマシューティカルズが開発した治療薬です。
CBDが使用されています。
大麻草にはTHCというカンナビノイドの一種が含まれており、この成分には精神を高揚させる作用があります。
一方、CBDには精神を高揚させる働きはありません。
また、エピディオレックスには精神を高揚させる成分はほぼ含まれていません。
100mlあたりには10000mgのCBDが使用されています。
濃度にすると10%です。
米国では、難治性てんかんのレノックス・ガストー症候群とドラベ症候群の治療薬として認められています。
2019年にFDA(アメリカ食品医薬品局)に医薬品として承認され、2019年には欧州委員会にも医薬品としての利用が認められました。
イングランドでも2020年に使用が認められています。
日本での扱い
日本では現在CBDを使用した医薬品は認められていません。
しかし、厚生労働省の担当者が「研究者である医師が厚労大臣の許可をうけて輸入した薬を、治験の対象とされる薬物として国内の患者に用いることは可能だ」との見解を示しており、治験は可能としています。
ドラベ症候群患者家族会、日本小児神経学会、日本てんかん学会は、エピディオレックスの国内での承認を要望しています。
現在、一般の病院ではエピディオレックスでの治療は行われていないようです。
日本でCBDを使うには
日本では医薬品として治療のための使用が認められているCBDはないので、CBDを利用するにはオイル、リキッド、カプセルを使うことになります。
これらは医薬品ではなく健康食品として扱われています。
医薬品は効果効能が認められていますが、健康食品には効果効能を記載することができません。
そのため、医薬品に比べるとCBDのオイル、リキッド、カプセルなどの効果は期待できないかもしれません。
しかし、CBDオイルを摂取するようになって寝つきがよくなったなど、体験している人がいます。
CBD製品は通販や一部の実店舗で購入可能です。
CBD製品の選び方
CBDオイル
CBDの風味を味わいたいという方におすすめです。
直接舌に垂らして摂取をするので、CBDの味をよく感じられます。
スポイト式で1滴ずつ量と調節できるので、量を微調整したいときにも適しています。
CBDを始めて摂取するときには少ない量から始めた方がよいので、微調整できるCBDオイルは初めての方にも向いているといえるでしょう。
CBDリキッド
フレーバーを楽しみたい方におすすめです。
リキッドは蒸気にして吸引するもので、コーヒー、ミント、トロピカルなどさまざまなフレーバーのものが用意されています。
吸引をするためにはヴェポライザーが必要です。
CBDカプセル
CBDオイルをカプセルに閉じ込めたものです。
CBDの味が苦手な方、持ち運びをしたい方におすすめです。
CBDキャンディー
一般的なキャンディーにCBDを配合したものです。
お菓子感覚でCBDを摂取したい方におすすめです。
→Naturecan-ネイチャーカンWebサイト
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