アメリカやヨーロッパを中心に注目されていたCBDですが、日本でも購入できるようになりました。
CBDは海外セレブやアスリートも注目している成分です。
薬やサプリメントはビールのようなアルコールを含む飲料と一緒に摂取していはいけないものがありますが、CBDの場合はどうなのでしょうか。
安全に摂取するためにCBDのことについて知っておきましょう。
そもそもCBDとは何?
CBDという名前を始めて聞くという人もいることでしょう。
そもそも、CBDとは何でしょうか。
大麻草には少なくとも80種類のカンナビノイドが含まれているといわれていて、CBDはその中の一つです。大麻草に含まれるカンナビノイドには、CBD以外にTHC、CBG、CBNなどがあります。
CBDは医療分野での研究が進められており、リラックス作用や不眠への働きなどさまざまなことが研究されてきました。
大麻草から抽出される成分なので危険に感じる人もいることでしょう。
大麻草に含まれる成分で危険視されているのはTHCという成分です。
体にはカンナビノイドの受容体があり、THCはCB1という受容体に対して高い親和性を示します。
THCには向精神作用があり、幻覚・幻聴・精神錯乱などを引き起こすことがあります。
CBDはTHCに比べるとCB1への親和性が低く、向精神作用はないとされています。
THCは日本の法律で規制されている成分ですが、CBDは規制されていない成分です。
CBDは口から摂取することも肌に塗ることもでき、オイル、リキッド、カプセル、クリーム、バームなどの製品が日本では販売されています。
アルコールの体への影響
ビール、ワイン、焼酎などの飲料にはアルコールが含まれています。
アルコールを長期間大量に摂取をし続けると体の負担になります。
具体的には、中性脂肪が蓄積をして、脂肪肝や肝硬変などの肝機能障害が引き起こされます。
肝臓には栄養素を代謝したり、不要なものを解毒・排泄したりする働きがあります。
アルコールの代謝も肝臓で行われています。
アルコールは胃や小腸で吸収されて、吸収されたアルコールの大部分は肝臓で処理されます。
肝臓ではアルコールがアセトアルデヒドに分解され、さらにこれが分解されて水と二酸化炭素になります。
アルコールを大量に摂取し続けると肝臓での中性脂肪の合成が高まり、脂肪が蓄積をした脂肪肝になります。
さらに長期的にアルコールを大量に摂取し続ければ、脂肪肝から肝硬変となったり、幹細胞が破壊されてアルコール性肝炎になることもあります。
その他にも、アルコール依存症、食道炎、高脂血症、十二指腸炎など、体にさまざまな影響を与えます。
アルコールと薬を同時に摂取するとどうなる?
アルコールと薬は同時に摂取してはいけません。
アルコールと薬を同時に摂取すると、薬よりもまずはアルコールの代謝が優先されるため、薬の分解が滞ってしまいます。
薬は分解されない方がよく効くからいいと思うかもしれませんが、薬は肝臓で分解されることを想定して作られているため、薬の分解が滞ってしまうと予想よりも効き目が強くでてしまうことがあります。
そのため、アルコールと薬を同時に摂取してはいけません。
毎日の楽しみのビールを飲んだ後に薬を飲もうと考えるかもしれませんが、これはやってはいけないことです。
CBDとアルコールの関係
CBDオイルやCBDサプリメントとビールなどのアルコールを一緒に摂取したときのことは、詳しく調べられていないようです。
一般的なサプリメントとアルコールは、同時に摂取しても問題ないものが多くあります。
CBDの場合も通常の摂取量であれば、アルコールと一緒に摂取しても問題ないという意見があります。
ただし、アルコールを摂取すると眠気が出ることがあります。
CBDも摂取すると眠気が出ることがあるので、眠気が出ては困る場面ではアルコールとCBDを一緒に摂取しない方がよいでしょう。
アルコールもCBDも適量を守ることが重要です。
厚生労働省が提唱する「健康21」では、節度ある適度な飲酒量は1日平均純アルコールで20g程度としています。
ビールだとロング缶1本(500ml)です。
CBDは製品によって濃度が違うので、製品に記載されている摂取目安量を守ってください。
CBD入りのビールも登場
CBDは様々な製品に展開されています。
そんな中でも、最近はCBD入りビールも発売されました。
ビールを飲んだ後に運転する人はいないと思いますが、CBDとビールの組み合わせにより、よりリラックス体感を得る事が可能です。
今後はビール以外にも様々なCBD入りアルコール飲料が発売されると思われます。
日常的にビールを飲まれる方は、CBD入りのビールによってカンナビノイドを摂取するのは如何でしょうか。
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