アメリカやヨーロッパの美容・健康業界で注目を集めているものがCBDです。
CBDは大麻草に含まれる天然の成分で、心身のリラックス、不眠、うつ状態の予防をサポートするといわれています。
ストレスの多い現代社会。
リラックスしたいと求めている人は少なくありません。
ここでは、CBDでリラックスできるのか、効果的な摂取方法はあるのかを解説していきます。
CBDとは
CBDは大麻草に含まれるカンナビノイドの一種です。
大麻草には80~114種類ほどのカンナビノイドが含まれているといわれており、CBDはその40%ほどを占めることもあります。
食欲、睡眠、運動機能、認知機能などはエンカンナビノイドシステム(ESC)という働きによって調整されていると考えられています。
体内にはカンナビノイドに反応する受容体が存在し、それに反応する内因性カンナビノイドも存在します。
ESCは加齢やストレスの影響で機能が低下をしてしまい、カンナビノイド欠乏症という状態になるといわれています。
これがさまざまな疾患につながるのではないかと考えられます。
CBDは受容体に働きかけてESCの働きをサポートします。
CBDは安全なの?
CBDは大麻草に含まれる成分です。
大麻草と聞くと不安を感じる人もいることでしょう。
大麻草といってもいくつかの種類があり、アメリカの連邦法によって定められた区分けによると、産業用ヘンプはCBD成分の含有率が20%以上でTHC成分が0.3%以下、違法薬物のマリファナはCBD成分の含有率が10%以上で、THC成分が20%以上としています。
THCは大麻草に含まれる成分の一つで、CB1という受容体への親和性が高く、摂取をすると錯乱、幻覚、幻聴などを引き起こすことがあります。
日本の法律では禁止されている成分です。
CBDはTHCほどCB1への親和性は高くなく、向精神作用はありません。
日本の法律では禁止されておらず、WHOは安全性を認めています。
CBD製品には、フルスペクトラム、ブロードスペクトラム、アイソレートの3種類があります。
フルスペクトラムとは、大麻草に含まれる成分がそのまま残っているもので、THCもCBDも、その他のカンナビノイドも含まれています。
ブロードスペクトラムは、フルスペクトラムからTHCを取り除いたものです。CBDやその他のカンナビノイドは含まれています。
アイソレートは純度が高いCBDです。CBD以外のカンナビノイドは含まれていません。
日本流通している製品は、THCを取り除いたブロードスペクトラムやアイソレートです。
CBDはリラックスによい?
CBDオイルの愛称者の中には「よく眠れるようになった」と実感している人がいます。
よく眠るためにはリラックスしていることが大切です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、日中は主に交感神経、眠っているときには副交感神経が活発に働いています。
リラックスしているときには副交感神経が優位に働いているのです。
CBDオイルを摂取してよく眠れるなら、リラックスしているといえるでしょう。
また、CBDリキッドの場合は深い呼吸をしながら吸引をするため、呼吸によるリラックス作用も期待できます。
ゆっくりと腹式呼吸をすると副交感神経が優位に働いてきます。
腹式呼吸は、息を吸ったときにはお腹が膨らみ、息を吐いたときにはお腹が凹む呼吸法です。
リラックスするためには、ゆっくり長く生きを吐いて、鼻から息を吸い込むことがポイントです。
CBDの使い方
CBDを摂取するなら、よりリラックスできる方法で摂取したいものです。
では、どのように使ったらよいのでしょうか。
CBDオイル
スポイトを使って舌に垂らします。
舌の皮膚を通して吸収させたいので、CBDオイルを垂らしたらしばらく口の中に留めておきます。
CBDリキッド
ヴェポライザーにセットをして吸引をします。
吸引したら空気を肺の中にしばらくとどめておき、その後にゆっくりと息を吐き出します。
CBDリキッドはさまざまなフレーバーがあり、好みのものを選ぶとよりリラックスできることでしょう。
CBDサプリメント
カプセルタイプのサプリメントは味を気にせずに摂取できます。
水またはぬるま湯と一緒に飲みます。
摂取のタイミングに決まりはありませんが、リラックスしたいときに使用するとよいでしょう。
ただし、眠気が出ることがあるので運転前や運転中には使用しないでください。
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