NMNは若返りの薬として注目されているものです。
日本でもサプリメントが販売されて、一般の人でも手に入れられるようになりました。
「若返り」というとたくさんNMNを摂取するほど体によいように感じてしまいますが、たくさん摂取をしても本当に安全なのでしょうか。
医薬品ではありませんが、食品でも副作用の心配がゼロとはいい切れません。
NMNは副作用の心配はないのでしょうか。
そこで、ここではNMNとはどういった成分なのか、摂取して副作用がないのかなどを紹介します。
NMNとは
NMNとはニコチンアミト゛モノヌクレオチトのことです。
日本で一般の人たちに注目されるようになったきっかけは、NHKスペシャル『ネクストワールド 私たちの未来』です。
「寿命はどこまで延びるのか」をテーマにした回で、ワシントン大学とハーバード大学の研究者が注目しているNMNについて紹介されました。
老化現象にかかわっているものがサーチュインです。
人間の体内には7種類のサーチュインが存在しており、老化を抑制しています。しかし、通常は休眠をしているのでサーチュインを活性化させる必要があります。
サーチュインの活性にかかわっているものがNADです。
NADは生物のあらゆる臓器や細胞に存在しています。
ところが、加齢に伴いNADは減少をします。
NADが減少することによって体の機能が衰え、機能の衰えがさまざまな疾患につながると考えられています。
ならば、NADを増やせばよいと考えるところですが、NADは絶や運動食で増やすことができても、NADそのものを口から摂取しても細胞内に取り込まれることがありません。
そこで注目されたものがNMNです。
NMNはNADの合成中間体で、NMNを摂取することでNADが合成されることがマウスの実験で確かめられています。
マウスに1年間NMNを投与した実験では、抗老化作用が確認されています。
NMNの人への働きは?
NMNの研究が進められていますが、マウスなど動物を使った実験が主で、ヒトでの臨床試験はまだ少数です。
2019年にはフレイルや糖尿病を対象にしたヒト試験が行われました。
しかし、はっきりとした効果を検証するためには、まだまだ多くの臨床試験が必要です。
これからの研究が期待されています。
NMNを含む食品
NMNは生物の体内で自然に作られているものです。
母乳にも含まれており、赤ちゃんが最初に口にするものにNMNが含まれているのです。
枝豆、アボカド、キャベツ、トマト、ブロッコリー、牛肉、エビなど、普段食べているものにもNMNは含まれています。
食品では、芽の成長のための栄養を蓄える種などにNMNが多く含まれているようです。
現在確認されているものでは、枝豆やアボカドがNMNを多く含有しています。
それに比べると牛肉や魚介類はNMN含有量が少ないです。
普段これらの食品を食べていても、アレルギーを持っている人でなければ副作用が出ることはありません。
食品からNMNを摂取する場合は、副作用はないと考えられるでしょう。
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。
NMNをたくさん摂取しようと思うと食品を大量に食べなければなりません。
食べる量が多ければ摂取カロリーが増え、消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなると使われなかったエネルギーが脂肪として体に蓄積をします。
NMNが多く含まれていると考えられる食品は種です。
種には芽の成長のための栄養がギュッと凝縮されており、カロリーが高いです。
ゴマや大豆なども種ですが、脂肪分やタンパク質が多くてカロリーが高い食品です。
食べ過ぎは肥満につながるので気をつけましょう。
サプリメントの安全性は?
NMNを配合したサプリメントが登場しています。
医薬品の場合は厳しい試験をクリアして安全性を確かめてから販売されますが、サプリメントは日本では食品扱いされており、医薬品ほどの厳しい試験は受けていないようです。
そのため、副作用についてもわかっていないところがあります。
また、サプリメントは科学的な裏付けがされていないものも多く出回っています。
サプリメントを使ってのヒトでの安全性は不確かで副作用についてもわかっていないところがあるので、製品に記載されている摂取方法を守って摂るようにする必要があります。
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