薬物を摂取してハイになることを「キマる」といいます。
THCはマリファナの成分です。
そして、CBDはTHCと同じように麻に含まれる成分です。
では、CBDを摂取してキマることがあるのでしょうか。
CBDとTHCの違い
CBDとは、カンナビジオールの略です。
麻には80~114種類ほどのカンナビノイドといわれる物質が含まれており、CBDはその中の一つです。
近年は医療や健康分野で注目されており、アメリカでは疼痛・てんかん・統合失調症などの治療薬として認められています。
WHOもCBDの安全性を認めています。
CBDとTHCはどちらも麻に含まれる成分ですが、その働きが違います。
人間の体にはCB1とCB2という受容体が存在しています。
THCはCB1との親和性が高く、精神錯乱、幻覚、幻聴をなどを引き起こす可能性があります。
そのため、日本の法律では禁止されています。
CBDはTHCに比べるCB1への親和性が低く、向精神作用を示すことはありません。
日本の法律で禁止はされていません。
麻といってもいろいろな品種があり、品種によってCBDやTHCの含有量が違います。
アメリカの連邦法では大麻草を区分けしています。
それによると、産業用麻はCBD成分の含有率が20%以上でTHC成分が0.3%以下のもの、違法薬物のマリファナはCBD成分の含有率が10%以上で、THC成分が20%以上となっています。
日本で販売されているCBD製品は、日本の法律で規制されていない麻の成熟した種子や茎から成分を抽出しています。
そして、THCを一切含まないように除去をしています。
そのため、日本で販売されているオイル、リキッド、サプリメントなどのCBD製品は、THCを一切含んでいません。
CBDでキマるのか?
CBDはTHCのような向精神作用はありません。
そのため、CBDを摂取してもマリファナを摂ったときのようなハイな状態になることはないです。
CBDを摂取することで「よく眠れた」と話す人もいます。
眠りためには精神が落ち着いている必要があり、ハイな状態では眠につくことは難しいです。
子どものころ、次の日の運動会や遠足が楽しみでワクワクし、気持ちが高ぶって眠れなかった経験を持つ方は少なくないことでしょう。
よく眠るためには気持ちが落ち着いている必要があり、「よく眠れた」と証言する人がいるCBDはハイになるとは考えられません。
CBDにはホメオスタシス(恒常性)を活性化・調整するエンカンナビノイドシステム(ESC)の働きをサポートするといわれています。
ESCは食欲、睡眠、運動機能、認知など、体のさまざまな機能にかかわっています。
これまでにはマウスを使った実験も含めて、ストレス、不安、不眠症、痛みなどへの働きが調べられています。
CBDの摂取量
CBDでキマることはありません。
しかし、それは適切量を摂取した場合です。
では、大量に摂取をするとキマることができるのでしょうか。
CBDは安全性が高い成分といわれており、副作用の心配は少ないようです。
忍容性が高く、1日1500mgまでなら安全に摂取できるといわれています。
しかし、下痢、嘔吐、頭痛、吐き気、不安などの副作用が報告されています。
大量に摂取をするとこれらの副作用が現れる可能性があるので、大量に摂取をしてはいけません。
CBDの製品には摂取に関しての注意点が記載されているので、1日の摂取量を守って摂るようにしましょう。
CBDの摂取方法
安全に摂取をするためには、CBDの摂取方法に気を付けることが大切です。
日本で手に入りやすいのはCBDオイルです。
CBDオイルはスポイトタイプの容器に入っているものが多く、スポイトを使って舌に垂らして摂取をします。
舌の下は成分が吸収されやすく、ここにCBDオイルを数敵垂らし、60秒から90秒ほど留めておきます。
その後は飲み込んでしまって構いません。
日本で販売されているCBDオイルは、5%濃度や10%濃度のものが多く、1日1500mg以上を摂取してしまうことはほとんどありません。
しかし、キマるために過剰摂取をすると副作用の心配があるので、過剰摂取には気をつけましょう。
また、大量に摂取してもTHCのようなキマる働きはないでしょう。
→Naturecan-ネイチャーカンWebサイト
▼CBDオイル初心者の方は、300商品以上解説した当サイトが選ぶ下記3選もご覧ください。
→初心者にオススメなCBDオイル3選