日本で販売されているCBD製品は価格が高いと感じたことがありませんか。
ドラッグストアに行けばマルチビタミン&ミネラルのサプリメントを1000円以下で購入することができますが、CBDのオイルは10ml入りで10000円近くすることがあります。
普段手ごろな価格のサプリメントを購入している人にとっては、この価格は高いと感じるのではないでしょうか。
でも、どうしてこんなにもCBD製品の価格は高いのでしょうか。
CBDとは
CBDとはCannabidiolの略で、大麻草に含まれるカンナビノイドの一種です。
大麻草には80~114種類ほどのカンナビノイド類が含まれているといわれますが、その中でもCBDが注目されています。
大麻草には向精神作用のあるTHCという成分も含まれています。
しかし、CBDはTHCのような向精神作用はありません。
また、抽出している部位が違い、大麻取締法の第1条では葉と花穂、それを使用した製品を規制していますが、CBDの場合は日本の法律で規制されていない大麻草の成熟した種子や茎を使用しています。
そして、THCを取り除いてからオイルやパウダーなどのCBD製品を製造しています。
人間の体内にはカンナビノイド受容体があり、CBDは受容体に結びつくことでさまざまな働きをするとされています。
CBD製品の価格
CBD製品の価格は、製品の内容量やCBD濃度によって違います。
CBDオイル内容量10ml、CBD配合量1000mg、濃度10%のものだと10000円以上することが一般的です。
濃度が高いほど価格は高くなる傾向があり、CBDオイル内容量10ml、CBD配合量1200mg、濃度12%のものだと20000円近くします。
食べるCBD製品であるグミの場合だと、1粒のCBD含有量が25mg、1ボトル50粒入りのもので10000円ほどします。
1粒当たりの配合量が同じグミで5粒入りのものでも1500円はします。
CBDを配合していない一般的なグミの場合は100円ほどで購入でき、これに比べると高いです。
CBDはスキンケア化粧品にも配合されていて、化粧水やクリームなどの製品があります。
CBDスキンバーム50mlで6000円ほどです。
さまざまな製品がありますが、高価なものが少なくありません。
成分が希少
では、なぜ日本で販売されているCBD製品は高価なものが多いのでしょうか。
その理由の一つが成分を多く抽出できないことです。
大麻取締法の第1条では葉と花穂の使用や販売を禁止しているので、CBDを抽出するために葉や花穂を使用することができず、CBDの抽出は成熟した種子と茎だけでしか行うことができません。
種子と茎という限られた部位のみしか使用できないため、CBDを大量に抽出することができないのです。
製造量が少ないものは価格が高くなる傾向があります。
輸入をしている
日本で販売されているCBD製品の多くは、アメリカやヨーロッパから輸入をしています。
輸入をすると関税や輸送費などがかかり、こういったコストが製品価格に上乗せされます。
日本で製造しているCBD製品もありますが、原料のCBDは海外から輸入をしています。
輸入をしたものを使って日本の工場で製造をしているのです。製造は日本であっても原料は輸入をしているので、輸入のためのコストがかかり製品の価格に上乗せされます。
抽出方法
成分の抽出方法はいくつかありますが、超臨界二酸化炭素抽出法という抽出方法はコストが高い方法です。
化学的な物質を使わずに抽出する方法で安全性が高いことが期待できますが、コストが高くかかってしまいます。
抽出にコストがかかっていると製品の価格に反映されます。
第三者機関の検査を受けている
日本で販売されているCBD製品の多くは第三者機関の検査を受けてTHCを含んでいないことを確認しています。
検査をすることでTHCを含んでいないことがはっきりとし、消費者は安心して製品を摂取することができます。
しかし、検査費用がかかり、その分の費用が製品価格に反映されます。
こういったさまざまな理由で日本で販売されているCBD製品は価格が高い傾向があります。
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